小さな衣食住

必要な物以外、買いたくない、子持ちミニマリスト主婦のブログ。物を買わずに済ませる方法や、物欲との戦いについて書いています。その他にも育児漫画、色弱体験談など、思いつきで色々書くよ。

最終回ネタバレあり。育児ノイローゼ・産後うつ漫画『ぢごぷり』の感想


育児漫画『ぢごぷり』を、レビューします。

 

「ゆるふわ、可愛い育児漫画なんだろうな・・・」

 

美少女な表紙に思わず、そう思っちゃう方も、いるでしょう。

 

ところが、どっこい!

 

育児ノイローゼ漫画で~す\(^o^)/

 

6割くらい鬱描写でーす\(^o^)/

 

経産婦の私は、「分かる!そうだよね!」と、共感しまくりの漫画でした(笑)

 

ではでは、

 

ラストを含めどんな内容か、ご紹介します。

 

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ぢごぷりのあらすじ

10代のシングルマザー、沖浦あゆみちゃんが、主人公です。

 

表紙のこの子が、あゆみちゃん↓

あゆみが出産を終え、産院を退院するところから、物語はスタートします。

 

あゆみの赤ちゃんは、夢子という女の子です。

 

妹のかなめと共に、赤ちゃんのお世話を始める、あゆみ。

 

「完全母乳で育てよう!」

 

「お尻吹きは手作り★」

 

と、夢子への愛情は、いっぱい。

 

けれど、育児からくる睡眠不足、産後の不調で、徐々に闇落ち。

 

育児ノイローゼに、なってしまいます。

 

そして、

 

夢子へ憎悪や殺意を、抱くように。

 

シングルマザーの育児、どうなる!?

 

ぢごぷり結末・ラストのネタバレ

現実に打ちのめされながらも、主人公のあゆみは、育児をこなしていきます。

 

お医者さん、大家さん、学生時代の旧友、ママ友、そして妹、

 

あゆみをたくさんの人が、支えてくれます。

 

物語の半ばになると、夢子のお父さんの話も。

 

お父さんの名前は、瞬介。

 

あゆみの幼馴染です。

 

瞬介は、絵の天才で、女子にめちゃくちゃ人気。

 

ハーレム状態。

 

幸せそうに見える瞬介ですが、病気で余命宣告を、されてしまいます。

 

「ひとつだけなんでも言う事を聞く」

 

という約束を、小学校の頃、あゆみと交わしていた、瞬介。

 

瞬介が、死ぬと分かって、あゆみは、その約束を果たすよう、瞬介にお願いします。

 

「ひとつだけなんでも言う事を聞く」という約束を、

 

「子供を作る事」に使いたいと。

 

瞬介は最初、断りますが、最終的には、応えます。

 

その後、あゆみは、夢子を身籠ります。

 

瞬介は、あゆみが身ごもったことを確認すると、旅立ってしまいました。

 

そして、

 

夢子が産まれた年の瞬介の命日。

 

あゆみは、瞬介の墓参りをしている夢を見ます。

 

18歳になった夢子と共に。

 

夢から覚めると、妹のかなめも、同じ夢を見たと言います。

 

夢の話で、盛り上がる姉妹。

 

そして、

 

二人で、夢子のお世話に戻っていくシーンで、漫画は終わります。

 

物語のラストでは、夢子は生後5ヶ月と4日。

 

あゆみは、育児ノイローゼのまま、物語は終わります。

 

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ぢごぷりの感想

0歳育児あるある満載

泣く→おっぱい→オムツの無限ループ、

 

真夜中の連続うんち、

 

痛いおっぱい、

 

産褥期でガタガタの身体、

 

などなど、

 

産後あるあるが、ぎっしり詰まった漫画です!

 

育児漫画って、可愛くコミカルに描かれる事が、多いですよね。

 

この漫画は、シリアス!

 

主人公のあゆみは、とことん育児に、打ちのめされていきます。

 

「そうそう!」

 

「育児は、かわいい!笑えるだけじゃないんだよ!」

 

と、

読んでて、思わず合いの手(笑)

 

特に、

 

夜泣き→おっぱい→オムツの流れは、

 

「これでもかっ!」というくらい、濃厚に描かれています。

 

「いつまでこの状態が続くの?」

 

日に日に闇落ちしていく、あゆみ。

 

0歳児って、夜が長いんだよね~^^;

 

わかる、わかりすぎるよ、オバチャン!

 

寝不足は、理性を崩壊させるのだよぉ!

 

世の中は、もっとその事を理解した方が、いいよね。

 

私も、2歳児を育てていますが、寝不足の恐ろしさを、日々感じています↓

 

『ぢごぷり』は、育児の闇を、みごとに浮き彫りにしています。

 

『ぢこぷり』の意味、母の闇落ちが怖い

出産当初は、これからの育児に、ワクワクしていた、あゆみ。

 

けれど、話が進むに連れて、完全★闇落ち。

 

我が子に向かって、

 

「ハズレ」

 

「いらない」

 

「可愛くない」

 

と、暴言を吐きます。

 

仕舞いには、

 

「地獄へ帰れ」

 

と。

 

※『ぢごぷり』というタイトルは、「地獄から来たプリンセス」という意味だったりします。はい、タイトル回収。

 

もうね、

 

自分自身と、すっごく重なる…

 

流石に、「地獄へ帰れ」とは思わなかったけど。

 

「子供が可愛くない」

 

母親が、思ってはいけないNGワードですよね。

 

でもね、

 

でも、ですね。

 

思っちゃうんですよこれが。

 

私も思っていました。

 

今でこそ、子供は可愛いですが、

 

余裕がないと、可愛いなんて、思えません。

 

余裕があるからこそ!可愛いと思えるんです!

 

産後、私も全く余裕がなく、

 

子供が、可愛いとは思えず、

 

ただひたすら、義務として子育てをしていました。

 

情けない話ですが。

 

「可愛くない」と、思ってはいけない。

 

分かっているんですよ!

 

頭では!

 

だからね。

 

思っちゃった後は、スーパー自己嫌悪タイム。

 

「なんでこんな事、思っちゃうんだろう」

 

「母親失格だ」

 

まさに、鬱のドツボ\(^o^)/

 

この漫画、

 

そういった、自己嫌悪タイムも、しっかり描かれています。

 

本当に、心理描写が繊細な漫画です。

 

二人でやっても育児は大変

主人公のあゆみは、シングルマザーですが、ワンオペではありません。

 

妹のかなめが、常に育児をサポートしてくれます。

 

2巻の表紙が、かなめちゃんです↓

「育児はワンオペだと大変だけど、二人なら楽でしょ?」

 

世間では、そう思われがちです。

 

いやいやいや!

 

超大変ですよ!

 

2人でもっ!

 

我が家は、夫が育休を取ってくれたので、二人で育児をやっていた時期が、ありました↓

 

 周りからは、「楽でいいわね」と、言われまくり。

 

楽じゃないよ!ちっとも!

 

なにせ、二人とも素人。

 

1+1は2にならないのね!!素人だと!

 

素人がもう一人増えたところで、育児の大変さは、そんなに軽減されません。

 

妹のかなめが、育児に戸惑う姿も、リアルに描かれています。

 

「泣き止まなかったら、死んじゃおっかな」とか言ってます。

 

「育児は二人でも大変」という現実を、この漫画は、叩きつけてくれました。

夫の瞬介、ハーレムな旧友、蛇足設定が多い

大変良い作品ではあるんですが、残念な点が、少々。

 

「これ、いらないだろう」っていう設定が、多いです。

 

あゆみの夫、瞬介がいないことで、物語後半は、瞬介に関するエピソードに、結構なページを割いています。

 

それから、途中で出てくる、あゆみの旧友。

 

確か4人。

 

殆どが、瞬介が好きという設定です。

 

このハーレム軍団いる????

 

せっかく、育児の過酷さを、克明に描いているのに、

 

夫の設定、旧友の設定で、

 

終盤が、かなりモヤモヤ。

 

正直、ラストはイマイチでした。

 

育児ノイローゼの回復の兆しも、あんまり見えなかったし。

 

夫の設定は、必要最低限、

 

旧友の下りは、削除する、

 

その上で、育児ノイローゼの描写を、もっと濃厚にして、

 

ラストは、回復の兆しを見せて終了。

 

という方が、スッキリしたんじゃないかなぁ、と個人的には思います。

 

例えば、

 

夢子を「かわいくない」と思っていた、あゆみが、

 

夢子が、「ママ!」と言って、ニコッと笑った瞬間、

 

思わずキュン!

 

「可愛いと思えた」

 

「私、ちゃんとお母さんに、なれたんだ」

 

と感動するあゆみ。

 

それを聞いて、

 

「何言ってんの、ずっと、おかあさんだったよ。ゆめちゃん、育てたのは、あゆみだよ」

 

と妹が言う。

 

みたいな、ラストでも、良かったんじゃないかな~と(勝手に)

 

連載していたのが、アフタヌーンという青年誌だったので、こういう設定になったのかなぁ、と勝手に思っております。

 

最後は残念でしたが、

 

「青年誌で、育児ノイローゼネタをやった」というのは、

 

中々の快挙だったと、思います。

 

世の男性よ!育児の過酷さを思い知れ!

 

的な(笑)

 

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ぢごぷりは気持ち悪い?

読者の中には、

 

「ぢごぷりは気持ち悪い」

 

と、思う方もいるようで。

 

確かに、

 

産後の狂った母親なんて、好き好んで、見たくないわな・・・

 

「子供の事こんな風に思うの!?」

 

と、ショックを受けた方も、いるんじゃないかなぁ。

 

正直、

 

この漫画を読んで、ウケるのって、経産婦だけだよね?

 
それ以外は、大半は、嫌悪しそう・・・

 

ヘタしたら、子持ちのお父さんですら、嫌悪しそう。

 

こういうダークな感情って、表に出さないように、しまっておくお母さんが、多いだろうし。

 

気づかないパパいそう。 

 

個人的には育児雑誌や、20~30代女性向けの漫画雑誌で、やって欲しかったなぁ。

 

連載する雑誌を間違えたんじゃないかなと、思わずにはいられません。

 

木尾士目先生は、女性

『じこぷり』の作者さんは、青年漫画では、大変有名な木尾士目先生です。

 

代表作は『げんしけん』

男性と思われがちですが、女性のようですね。

 

『ぢごぷり』のあとがきを読んでると、「女性だな」って、思ってしまいます。

 

あとがきを見ると、作者さん自身、育児はすんごく大変だったみたいで。

 

お疲れ様です。ホントに。

 

木尾士目先生は、『ぢごぷり』連載後、『Spotted Flower』という、オタク夫と非オタ妊婦の漫画を、描かれています。

育児出産ネタの漫画、今後も期待してしまいますね。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

私は、産後辛くてしょうがない時に、『ぢごぷり』に、元気をもらっていました。

 

育児ノイローゼ漫画に元気をもらう、

 

というのも、変な話ですが(笑)

 

仲の良い友達はみんな独身だし、

 

黒い気持ちは湧いてくるし、

 

ホントにしんどかったんです。

 

そんな時に、『ぢごぷり』を読むと、

 

「私だけじゃないんだ」

 

と、心が、とても軽くなりました。

 

『ぢごぷり』には、本当に感謝しています。

 

「産後辛くて仕方がない」

 

「子供が、かわいく思えない」

 

育児に打ちのめされた方に、是非読んで欲しい漫画です。

 

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